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国の中の中身

テレビを少し観るようになった。文化という側面からみていると、やたら京都的文化を日本の文化として扱っていることが多いことに気づいた。
京都的文化とは、公家の文化である。べつにそれが悪いと言いたいわけではない。紛れもなく日本国で発生し、現在に至る文化の1つである。

だけれども、日本にはそれ以外の文化、例えばアニミズムがあったり、大和絵のような農民の文化もある。吉原のように商人の文化としての性風俗もある。

文化庁を京都に移転させようとするのも、その一つの例であり。
日本の文化の中心は京都であることを国内外にアピールするほかないのだろう。

確かに、国家という概念を持ち出して考えてみれば、日本が国家たりうるために自国の文化を持っているプライドは維持しなければならないし、他国に紹介しようとすれば、京都的な文化はわかりやすい。そして、この国の象徴である天皇制にもつながる。

我々、日本人は単一民族国家である。

ということもいえる。
ぼくらは天皇の子供であると、そうゆう文化体系がこの国が国家足りうる条件であり、それが他国に対する文化レベルを矜持させるプライドになっている。

ちょっとまて、これはナショナリズムだろ。

日本は単一民族国家ではない。
沖縄人が自分たちを「ウチナンチュ」と言うように、沖縄人は私のことを「ヤマトンチュ」と呼ぶ。沖縄は沖縄で濃厚なアニミズムの文化をもっている。北海道にはアイヌ人がいる。縄文系と弥生系の顔つき体つきの違いは現代でもある。近代になって日本統治化の朝鮮半島から来た人たちもいる。
それぞれがそれぞれに文化をもち、つくり、現在に至っている。
紛れもない多民族国家である。

と、言いましても、
国家という制度のもとでは単一民族という幻想のもとに生きるしかなく、小資本が大資本に吸収されていくように、国家になりきれなかった民族は国家になった民族に吸収されるしかない。チベット然り、コソボ然り、バスク然り……

でも、私は文化にヒエラルキーを持ち込んでほしくはない。どの文化にも、いま生まれつつある文化もどれもがそれぞれに面白く。好きか嫌いかは個人の問題なので仕方がないけれど、そこに「尊さ」を持ち込む意味も理由もない。いわゆる自惚れに値するけれど、それも個人の問題である。

そうだ、京都へ行こう。

わざわざたいそうに言わなくても、行きたければ個人で勝手に行けば良いのである。

京都に行くことが素晴らしいのではなく、京都が好きだとか興味をもった、という発見と経験が素晴らしいのでは?

と、テレビをみていて思いました。

迷える鬼の子

怪しい伝承を知った。
岐阜の加子母という土地では、節分になると子供達が魔除けの札を作るという。細長い紙の上部に鬼の顔を描き、その下に黒い点を13個打ち、下部には五芒星を描く、というもの。
地域の人曰く、13個の黒い点は「鬼は数を数えることが苦手なので黒い点を打つ」という、また五芒星は「鬼が何処から描き始めたのかわからなくなる」という理由で描いたとのこと。

確かに魔除けという意味ではわかるけど、そんなチープな理由で昔から現在まで伝統が続けられるのかという疑問が湧いた。
「数えることが苦手」というのなら、13個と言わず、100でも200でも点を打てばよいと思う。そんなに点を打つのは嫌だ、というのは今の時代の話であって、昔々の話ならば、医療というものがそれほど身近にもなく、ましてや救急車などない時代であれば、点を100、200打って無事13歳まで生きられれば、それほど安いことはない。
また「何処から書き始めたのかわからなくする」のならば、五芒星を選ぶ必要はなく、アトランダムなパウル・クレー的な曲線でもよいのではないか。
という疑問である。

ここからは私の所見。
ぱっと見たところ、なにかだいぶいろんな信仰が混じっているように思えた。
一つには、13個の点に関しては「十三詣で」が関わっているように思えた点である。子供(未就学児)が描くということなので、13歳(数え歳)の元服まで無事過ごせますようにという願いをこめる意味があるのではないだろうか。
二点目に、五芒星に関しては加子母(伊勢神宮に収める木を切り出していた所)という土地柄もあり伊勢神宮との繋がりかとも思ったが、あちらは六芒星なので近からず。それよりも陰陽五行説の鬼門封じということで、晴明神社にもあるように五芒星を用いた魔除けではなかろうか。
という可能性である。

と言った所で、伝承は先の通りなので、伝承を立証することも出来ないし、私論を立証することもできないのが悩ましいのです。

婦人の記録

 

 

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